よくある質問

LPガスについて

LPガスとは?

LPガスの正式名称は液化石油ガスと言い、ガソリンなど他の炭素系資源と同様に、油田やガス田から採掘される石油製品の一つです。成分はプロパンとブタンの混合ガスであり、一般家庭で使用されているLPガスの主成分がプロパンであることから、一般的に「プロパンガス」と呼ばれる所以となっています。

LPガスと都市ガスの性質の違い

LPガスも都市ガスも本来無色無臭ですが、万一もれたときにわかるように、付臭剤によりタマネギが腐ったような独特のニオイがつけてあります。
LPガスは空気よりも重く、もれると低いところや、物かげにたまる性質があります。対して都市ガスは空気よりも軽く、漏れると高い所へと拡散する性質があることから、LPガス用のガス漏れ警報器は足下など低いところに、都市ガス用のガス漏れ警報器は比較的高い箇所に取り付けられています。

毒性について

LPガスはCO(一酸化炭素)を含んでいないので、万一ガスを吸いこんでも中毒を起こすことはありません。都市ガスも現在は天然ガスが主原料となっていますので、CO(一酸化炭素)をほとんど含んでいないため、中毒を起こすことはありません。ただし、LPガスも都市ガスも元は炭化水素ですから、大量に吸い込むと意識を失ったり窒息することもありますので注意が必要です。 LPガスも都市ガスも毒性を有するガスではありませんが、ガスを使用される上で換気不足などにより不完全燃焼を起こすと共に有害なCOを発生します。ガスをご使用頂く際には正しい使用法を守って頂く必要がございます。

LPガスは都市ガスより高カロリー?

家庭用として一般に流通しているLPガスのカロリー(熱量)は1m³当たり約24,000 kcalであり、都市ガス(13A)の約12,000kcalと比べると約2倍の熱量をもっていますので、都市ガスと比べて高カロリーであるといえます。 では、LPガスは都市ガスの半分の時間で同量のお湯を沸かすことが出来るのかというとそうではありません。実際にガスを使用している状況では、同条件で同量のお湯を沸かすと仮定したとき、都市ガスだと2倍の時間が掛るのではなく燃やすガスの量を2倍にすることでLPガスと同じ時間で沸かすことが出来ているのです。

LPガスは危険なのでしょうか?(LPガスと都市ガスでは、どちらが安全?)

LPガスは、ボンベが爆発する等して「危険」と思われがちですが、ガスの漏洩事故の原因のほとんどは配管やガス器具の不備等によるもので都市ガスでも起こりうるものであり、漏れ出たガスの危険性についてはLPガスも都市ガスも大差ありません。よって、LPガスも都市ガスも漏らさないことが大前提となっているのです。
また、LPガスボンベのそばで焚き火などをして容器の温度が異常に高くなるとボンベ内の圧力が上昇して安全弁が開いて空気中にガスを放出することがありますが、このように意図的に事故を誘発するような事をしなければ、LPガスボンベが原因での事故はほぼおきないと考えても良いでしょう。なお、昨今のLPガスに関する施工技術の向上、安全装置や保安機器の進歩・普及により、事故発生の頻度は飛躍的に減少しています。従いまして、現在では「LPガスだから危険だ」ということはなく、正しくご使用いただくことにより安全にご使用いただけます。

LPガスはクリーンなエネルギーというのは本当?

ガスはCO2の排出量がガソリンや石油・石炭に比べて少なく、地球温暖化に影響を与える他のガスや大気汚染のもととなる物質もほとんど排出されません。このことからクリーンなエネルギーとして認知され、大気汚染の防止を目的として世界各地の都市でLPG(LPガス)車の導入が進められています。

ガス機器を使用するときの注意点は?

ガス機器のそばに、燃えやすいものを置かないようにしてください。また、ガスをお使いのときは、その場を離れないようにして下さい。 ガスの炎が「青い炎」であることを確認して下さい。一般的に炎は赤いイメージがありますが、ガスの炎は「青い炎」が正常な状態です。「赤い炎」は不完全燃焼しているためで大変危険です。ご使用のガス器具の炎が「赤い炎(黄色やオレンジ色の炎も含みます)」の場合は使用を中止し、換気をよくして、速やかに当社のお客様担当営業所までご連絡の上、点検をお受けくださいますようお願いいたします。 また、不完全燃焼の状態が続くとCO中毒を引き起こす危険が高い為、予防の為に火災とCOを検知する複合型の火災警報器の設置をお勧めいたします。

都市ガス用のガス器具はLPガスでも使えるの?

都市ガス用のガス器具をLPガスで使用するのは大変危険です。同じくLPガス用のガス器具を都市ガスで使用するのも危険です。必ずガスの種類に応じたガス器具をご使用ください。LPガス用のガス器具には「LPガス専用」と表示されていますので、ご確認の上ガス器具をお使い下さい。

当社のLPガスをご使用される際に

初めてガスをご利用される場合・ご利用を止める場合

■ 引越し/入居

次の事項を入居の2~3日前までにご連絡ください。

  • お名前
  • お引越し先のご住所
  • お引越し日時
  • 電話番号
  • お手持ちのガス器具をご使用になるときは、調整が必要な場合がありますので、ご確認ください。
    注)ガスの開栓の際には、法律でガス設備やガス器具の安全確認(保安点検調査)を行うことが義務づけられています。ガスの開栓の際は、お客様の立ち会いが必要となります。
■ 引越し/転出

次の事項を転出の2~3日前までにご連絡ください。

  • お名前
  • お客様番号(検針票をご覧ください)
  • 現在ガスをご使用になっている場所のご住所
  • ガスの使用をお止めになる日
  • ガス料金のお支払い方法
  • お引越し先のご連絡先
ガス機器を使用するときの注意点は?

ガス機器のそばに、燃えやすいものを置かないようにしてください。また、ガスをお使いのときは、その場を離れないようにして下さい。
ガスの炎が「青い炎」であることを確認して下さい。一般的に炎は赤いイメージがありますが、ガスの炎は「青い炎」が正常な状態です。「赤い炎」は不完全燃焼しているためで大変危険です。ご使用のガス器具の炎が「赤い炎(黄色やオレンジ色の炎も含みます)」の場合は使用を中止し、換気をよくして、速やかに当社のお客様担当営業所までご連絡の上、点検をお受けくださいますようお願いいたします。
また、不完全燃焼の状態が続くとCO中毒を引き起こす危険が高い為、予防の為に火災とCOを検知する複合型の火災警報器の設置をお勧めいたします。

都市ガス用のガス器具はLPガスでも使えるの?

都市ガス用のガス器具をLPガスで使用するのは大変危険です。同じくLPガス用のガス器具を都市ガスで使用するのも危険です。必ずガスの種類に応じたガス器具をご使用ください。
LPガス用のガス器具には「LPガス専用」と表示されています。都市ガス用のガス器具には「都市ガス用12A」「都市ガス用13A」「都市ガス用12A・13A」と表示されていますので、ご確認の上ガス器具をお使い下さい。

ガス漏れ警報機が鳴ったり、ガス臭いときはどうしたらいい?

1.落ち着いて室内で使用している火をすべて消してください。
2.窓や扉を大きく開け、ガスを追い出してください。LPガスは空気より重いため、掃き出し窓やお勝手口等を開けていただくと効率的に換気できます。
注意!!
この時に換気扇を回したり、回っている換気扇を切るなど、電気のスイッチには絶対に触れないで下さい。電気のスイッチのON、OFFの際に発生する微細な火花が着火元となり、漏れ出たガスに引火する危険があります。
3.ガス器具付属のガス栓やガスの元栓をしっかり閉めてください。可能であればメーターガス栓とLPガスボンベのバルブを閉めて下さい。
4.当社のお客様担当営業所にご連絡いただき、ガス漏れの点検を受けて安全が確認できるまでガスを使用しないで下さい。
「ガス臭い」や「ガス漏れ」については重大な事故を引き起こす危険性が高いことから、当社を含めLPガスの販売事業者は24時間体制で対応しております。LPガスをご使用されている上で、危ない、危険だ、とお感じになりましたら直ぐに当社のお客様担当営業所にご連絡ください。

地震の際には

1.まずご自身の安全を確保してから、使用中の火を消しガス器具付属のガス栓、ガスの元栓を閉めて下さい。
2.窓・戸を開け避難口の確保、ご自身の安全確保(机・食卓の下に身を隠す等)をして下さい。
3.揺れが収まったら、LPガスの流出を防ぎ、火災などの二次災害を防止するために、LPガスボンベについているバルブ(緑色のバルブ)とメーターガス栓を閉めてください。ガスボンベのバルブは時計回りにまわすと閉まります。また、メーターガス栓はガス栓のレバーがガス管と垂直になるように回すと閉まります。
※ガス使用中に強い地震(震度5相当以上)が起きたときは、ガスメーターが自動的にガスを遮断するようになっていますが、より確実な安全を確保するためにメーターガス栓やガスボンベのバルブの閉止を行って下さい。
4.大きな災害後にLPガスを使用される時は、当社のお客様担当営業所に連絡していただき、点検を受けてから使用して下さい。大きな災害時には当社社員が順次巡回点検を行います。思わぬ二次災害を起こさないためにもLPガスのご使用前には必ず当社社員による点検を受けてください。
震度5以下の地震の揺れであってもガスメーターの安全装置が作動し、ガスをメーターでストップさせる時があります。軽度な地震後にガスが出なくなったときはガスメーターの表示を確認していただき、遮断表示が出ていたらガスメーターの復帰操作を行って下さい。復帰操作は1分程度で完了です。ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に当社のお客様担当営業所までご連絡下さい。

火災が起きた際には

1.あわてずに初期消火を行い、消防署に連絡して下さい。当社へは消防署から連絡が入ります。
2.可能であればメーターガス栓やLPガスボンベのバルブを閉めて消防車の到着を待つようにしてください。
3.消防車が到着しましたら、消防署員にガスメーターやLPガスボンベの位置を伝えて下さい。消防署員がボンベの撤去または、近づけない場合放水を行います。
4.近隣に声を掛け応援要請を行って下さい。また火災の規模によっては避難を優先するようにして下さい。

急にガスが出なくなったら

ガスメーターの液晶表示部をご確認下さい。ガスメーター液晶表示部にある赤いLED表示ランプが点滅し、ガスを遮断していないかどうかご確認ください。
ガスメーター(マイコンメータ)は次のような場合にガスを遮断します。
• 使用しているガスの合計量が、急激に増加した場合・器具の消し忘れ等でガスの使用時間が異常に長い場合
• ホース抜け等で異常に大量のガスが流れた場合
• 震度5以上の地震が発生した場合
ガス漏れの疑いもありますので、ガス栓が全て閉じているか、ガスホースのはずれがないか、ガス臭くないかを十分ご確認ください。もしガス臭い場合には、メーターガス栓やLPガスボンベのバルブを閉めた上で、すぐに当社のお客様担当営業所までご連絡ください。
メーター復帰について
ガス臭くない時(ガス漏れ以外の原因の時)は、ガスメーターの復旧作業を行います。
手順は下記の通りになります。
1.遮断弁開スイッチを強く押し込み、「カチッ」と音がするまで押し続けます。
2.約1~2分間、ガスメーター(マイコンメーター)がガス漏れの有無をチェックします。赤色のLED表示は、復帰安全確認終了まで2秒間隔で点滅します。万一、配管やガス器具からガス漏れがあった場合は、再び遮断します。
注)ガスメーターの復帰安全確認中にガスは絶対使用しないでください。ガスメーターが「ガス漏れ有り」と誤って判断してしまい、再び遮断してしまうためです。
3.ガスメーターがガス漏れの無いことを確認すると、赤色LCD表示の点滅が消え、ガスが使用できる状態になります。
4.普通にガスメーターの復帰操作を行っているにも係わらず、何度もガスメーターが遮断を繰り返して復帰が出来ない場合には、ガス漏れ等の重大なトラブルが隠れている可能性があります。メーターガス栓やガスボンベのバルブを閉めた上で、すぐに当社のお客様担当営業所までご連絡ください。

商品に関するお問い合わせ

商品に関する、お問い合わせ・お申込みは最寄りの営業所にて承ります。
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